
2026年7月14日~17日にマレーシアで開催された、ACCM2026(14th Asian-Australasian Conference on Composite Materials)において、加藤 潤さん(理工学研究科 機械工学専攻 構造工学研究室)がBest Oral Presenterに選ばれました。本賞は、優秀な口頭発表を行った講演者に対して授与されるものです。
加藤さんは、リサイクルされた炭素繊維を用いた複合材料の機械的強度の統計的性質について明らかにし、その研究内容が高く評価されました。
Application of Recycling-Processed Short Carbon Fibers to Composite - Changes of Statistical Distributions of Bending and Izod Impact Strength
加藤 潤
理工学研究科機械工学専攻 博士課程(前期課程) 2年次生
小武内 清貴
同志社大学理工学部 教授
大窪 和也
同志社大学理工学部 教授
| 関連情報 | ACCM2026 |
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C-H結合の選択的酸化は合成の効率化の観点から重要です。自然界ではDβM, PHM, pMMOなどの銅酵素が酸素分子を還元的に活性化してアルキル基のC-H結合を選択的に酸化しています。これらの酵素は活性中心は単核銅と考えられてきましたが,最近,二核銅の存在が明らかにされつつあります。
本研究では、我々が独自に開発した二核化配位子を用いてCu(II)2(μ–OH)2構造を持つ二核銅錯体が過酸化水素を活性化して効率的にアルカンを選択的に酸化することを明らかにしました。これは酵素の酸素活性化機構の解明と効率的な酸化触媒の開発の観点から重要です。
そのことが高く評価され、日本化学会のBulletin of the Chemical Society of Japan (Vol. 99, No.6)にて、優秀論文に選ばれました。
A Key Cu(II)2(μ-OH) 2 Core Structure Preorganized by N6-Dinucleating Ligand for the Catalytic Alkane Oxidation with H2O2
小寺政人
理工学研究科応用化学専攻 教授
藤川恭祐
理工学研究科応用化学専攻 博士後期課程3年次生
四宮聖菜
理工学研究科応用化学専攻 博士前期課程修了
北岸宏亮
理工学研究科応用化学専攻 教授
| 関連情報 | 日本化学会 |
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次世代の通信インフラ技術として注目される、ドローン(Unmanned Aerial Vehicle: UAV)に基地局機能を搭載した「空中基地局ネットワーク」を対象に、複数のUAV空中基地局が周回飛行しながら、自律分散的に飛行経路を制御する手法を提案しました。
本手法では、各UAV空中基地局が周囲の状況に基づいて自らの飛行経路を決定する仕組みを、ポテンシャルゲームと呼ばれるゲーム理論の枠組みに基づいて実現しています。本研究は、通信環境や通信需要が時間的・空間的に変化する状況においても、空中基地局を効率的に移動させ、柔軟かつ安定した通信サービスを提供できる空中基地局ネットワークの実現に寄与するものです。
研究内容に加え、ポスターの構成や説明の分かりやすさなどが高く評価され、電子情報通信学会HCL研究会において最優秀ポスター発表賞を受賞しました。
ポテンシャルゲームに基づく周回飛行を行う複数UAV空中基地局の自律分散型経路制御
森川 太登
理工学研究科情報工学専攻 博士課程(前期課程)1年次生
理工学部情報システムデザイン学科 卒業
木村 達明
同志社大学理工学部情報システムデザイン学科 准教授
| 関連情報 | HCL研究会 優秀ポスター発表賞 |
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次世代の通信インフラ技術として注目される、ドローン(Unmanned Aerial Vehicle: UAV)に基地局機能を搭載した「空中基地局ネットワーク」を対象に、地上ユーザの移動を予測し、その結果に基づいて複数のUAV空中基地局の配置を自律分散的に制御する手法を提案しました。
本手法では、各UAV空中基地局が周囲の情報を利用してユーザの将来の通信需要を考慮しながら、自らの移動先を決定する仕組みを実現しています。本研究は、ユーザの移動に伴って通信需要の分布が時間的・空間的に変化する状況においても、空中基地局を適切に配置し、柔軟かつ安定した通信サービスを提供できる空中基地局ネットワークの実現に寄与するものです。
研究内容および発表の分かりやすさが高く評価され、電子情報通信学会HCL研究会において優秀ポスター発表賞を受賞しました。
ユーザのモビリティ予測に基づくUAV空中基地局の自律分散型配置制御
尾鷲 春門
理工学研究科情報工学専攻 博士課程(前期課程)1年次生
理工学部情報システムデザイン学科 卒業
木村 達明
同志社大学理工学部情報システムデザイン学科 准教授
| 関連情報 | HCL研究会 優秀ポスター発表賞 |
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本研究では、著者名や所属機関の抽出精度だけでなく、各著者と所属機関の対応付けまでを含めて評価できるベンチマークと評価方法を提案しました。さらに、既存の学術文書解析システムや大規模言語モデル、視覚言語モデルを比較し、PDFのレイアウト情報を利用することの有効性を示しました。
学術論文PDFにおける著者名と所属情報の抽出と紐付けに関するベンチマークの構築
伊達 エドアルド佑都
理工学部 インテリジェント情報工学科 4年次生
嘉本 名晋
同志社大学 理工学研究科 情報工学専攻 2年次生
田村 晃裕
同志社大学 理工学部 教授
桂井 麻里衣
同志社大学 理工学部 准教授
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第268回NL研究発表会 |
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若手奨励賞(NL研究会) |
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分散型モデル予測制御に基づくUAV空中基地局の最適経路制御法
田中 はるか
理工学研究科情報工学専攻 博士課程(前期課程)2年次生
理工学部情報システムデザイン学科 卒業
木村 達明
同志社大学理工学部情報システムデザイン学科 准教授
| 関連情報 | 電子情報通信学会 ネットワークシステム (NS) 研究会 |
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都市環境下の空対地通信における同時見通し確率の確率幾何解析
岩本 亜利咲
理工学研究科情報工学専攻 博士課程(前期課程)2年次生
理工学部情報システムデザイン学科 卒業
木村 達明
同志社大学理工学部情報システムデザイン学科 准教授
| 関連情報 | 電子情報通信学会 ネットワークシステム (NS) 研究会 |
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本学理工学部の北岸教授が、2026年7月13日(月)~14日(火)に開催される「HVC KYOTO 2026 Demo Day」に登壇されます。
HVC KYOTOは、日本貿易振興機構(ジェトロ:京都貿易情報センター)、京都府、京都市、京都リサーチパーク株式会社(KRP)が主催する、
ヘルスケア領域における国境を越えたビジネス展開を支援するイノベーションプラットフォームです。
11回目となる本年度は、創薬、バイオ、再生医療、デジタルヘルス、医療機器等の分野から
20社のスタートアップ(起業前の研究者を含む)が採択されました。
Demo Dayでは、選考を通過したファイナリスト約15社がピッチを行い、国内外の投資家や事業会社等に向けて事業・研究シーズを発信します。

| 開催日時 | 2026年7月14日(火)10:00~17:00 |
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| 開催場所 | 京都リサーチパーク4号館 |
| 費用 | 無料 ※要事前登録 |
| 参加申込 | 会場参加チケット(外部サイト) ※アーカイブ配信視聴チケット(約1カ月後配信予定)の申込も可 |

2025年のノーベル化学賞(京都大学・北川進特別教授ら)の受賞対象となったMOF(金属有機構造体)を基盤として、四面体型の銅イオンサイトと有機ラジカルを組み合わせた新しいナノザイム(人工酵素)を開発し、酸素を酸化剤として用いるアルコールやトルエンの酸化反応において、両者の協働による相乗効果を実証しました。
ナノザイムは、医療診断や環境浄化、化学合成など幅広い分野への応用が期待されており、本研究は、自然界の酵素反応を模倣した高効率・低環境負荷な酸化触媒の開発につながる研究です。
Development of a Novel Nanozyme Featuring Tetrahedral Copper Sites and Radical Cofactors
(四面体銅サイトおよびラジカル補因子を備えた新規ナノザイムの開発)
細川 凌生
理工学研究科・応用化学専攻・博士課程(前期課程)1年次生
鶴田 さくら
理工学部機能分子・生命化学科 卒業
人見 穣
同志社大学理工学部機能分子・生命化学科 教授
| 関連情報 | 第35回 金属の関与する生体関連反応シンポジウム(SRM2026) |
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固体高分子形燃料電池の本格的普及に向け、電池の高性能化が求められています。
電池の高性能化には、高価なPt触媒を多量に使用することが必要となりますが、触媒を高機能化することでPtの使用量を低減できます。
本研究では、金属有機構造体を高温で処理して得られた多孔性炭素とPt-Co合金ナノ粒子を複合化することで、触媒が高機能化されることを見出しました。
ゼオライト様イミダゾレート構造体由来の炭素担体を利用したPt-Co合金カソード触媒の開発
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相分離混相流を溶離液として利用する新規HPLCシステム(相分離モード)において、クロマトグラムとビーズ充填カラム内の溶媒相分離挙動の関係について調べた研究です。
その内容は、日本化学会第106春季年会(千葉、2026年3月17-20日)でも口頭で発表しました。学会での発表題目は以下のとおりです。「新規HPLCシステム(相分離モード)の開発-ビーズ充填マイクロチャネル内での流体挙動観察および分離メカニズムの考察-」(◯坂田日和・廣瀬龍伴・芳野修久・居原田健志・塚越一彦)。
Journal of Chromatography A, 1781 (2026) 467092.
Correlation between chromatographic behavior and microfluidic phase distribution in the phase-separation mode of HPLC
[第1著者]
坂田 日和
理工学研究科応用化学専攻 博士課程(前期課程)1年次生
(理工学部化学システム創成工学科 卒業)
[第2著者]
廣瀬 龍伴
理工学研究科応用化学専攻 博士課程(前期課程)2024年度修了
居原田 健志
同志社大学Bio-Microfluidic Science研究センター嘱託研究員
[第4著者、責任著者]
塚越 一彦
同志社大学理工学部教授
| 関連情報 | Journal of Chromatography A |
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本研究では、周波数が離れた2つの周波数帯域において、異なる方向からの入射波を同一方向への放射を実現する単層リフレクトアレーアンテナを設計開発しました。リフレクトアレーアンテナは平面型の反射鏡アンテナとして知られ、リフレクトアレーアンテナの多周波数共用化や、複数フィードホーン共用化に貢献する研究です。
2026年電磁界理論研究会優秀ポスター発表賞
直交2偏波デュアルフィードを用いたデュアルバンド単層リフレクトアレーアンテナの設計
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近年、モータの高効率化に対する社会的要請が高まっており、機器内損失の発生個所と要因を高精度に把握するための数値シミュレーション技術の高度化が求められています。
本研究では、かご形誘導モータの機器特性算定に用らいれる非線形時間調和渦電流解析を対象として、先行研究で提案された種々の磁化特性モデル化法を体系的に整理するとともに、実測結果との比較や速度特性評価を通じて計算精度・計算コストの観点から有効な磁化特性補正法を定量的に明らかにしました。
本研究の成果は、社会基盤を支える回転機として広く活用されているかご形誘導モータの高効率化や設計期間の短縮に寄与し、省エネルギー社会の実現に貢献します。
2025年電気学会産業応用部門優秀論文発表賞
かご形誘導電動機の非線形時間調和渦電流解析における磁化特性のモデル化に関する検討
藤川 陸丸
理工学研究科電気電子工学専攻 博士課程(前期課程) 2年次生
髙橋 康人
同志社大学理工学部電気工学科 教授
藤原 耕二
同志社大学理工学部電気工学科 教授
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「SHAIKE Certified Creator」は、提出作品の映像品質・ストーリーテリング・芸術的ビジョンについて審査のうえ授与されるもので、世界のAI映像制作分野におけるトップクリエイターに贈られる認定賞です。
Emmy賞受賞歴を持つ映像作家やハリウッド作品に携わった監督など、世界各国の第一線で活躍するクリエイターが名を連ねる中、世界で最初に認定された100名のうちの一人に選ばれました。日本人としては2人目の受賞です。現在は50カ国程度、約300名のクリエイターが認定されています。
受賞作品は、千羽鶴を題材に日本文化と最先端の生成AI技術を融合させた映像作品で、SHAIKEの公式プラットフォーム上で全世界に公開されています。
SHAIKE Certified Creator
山本 康平
理工学部インテリジェント情報工学科 4年次生
| 関連情報 | SHAIKE |
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理工学部 機能分子・生命化学科の北岸宏亮教授が、関西スタートアップアカデミア・コアリション(KSAC)が実施する「第3回 KSAC-GAPファンド(PMF)」に採択されました。
北岸教授の研究課題「日本発・世界初であるCOガス中毒解毒薬の社会実装プロジェクト」は、革新的な医療技術の実用化をめざす取り組みとして高く評価され、令和8年度より2年間、各年度3,000万円を上限とする支援を受けることが決定しました。
本プロジェクトでは、CO(一酸化炭素)中毒に対する新規解毒薬の開発と実装を目標とし、バイオ・サイト・キャピタル株式会社と連携して事業化を推進します。CO中毒は年間を通じて発生する重大な健康被害であり、その治療法の革新は社会的意義が大きいものです。
KSAC-GAPファンドは、研究成果の事業化に向けて必要な試作品製作やビジネスモデル構築などを支援し、大学発スタートアップの創出を後押しするプログラムです。今回の採択により、本学の研究成果が実社会へ貢献する大きな一歩となることが期待されます。