2022年12月22日～23日に開催された、電子情報通信学会音響・超音波サブソサイエティにおいて、理工学研究科電気電子工学専攻の鈴山英寿さんが「学生研究奨励賞」を受賞しました。
　この賞は音響・超音波サブソサイエティの主催する研究会で発表された学生の優秀な発表に授与されるものである。
　鈴山英寿さんは、ヒト橈骨のCT画像から3Dディジタル骨モデルを構築し、超音波骨折治療を念頭に、骨中に超音波が伝搬する際に発生する誘導電位を、圧電性を考慮した有限差分時間領域（FDTD）法を用いたシミュレーションを用いて検討した。超音波照射に伴う骨内の電磁界変化の研究は現在も極めて少ない。まだ未解明の超音波骨折治療のメカニズムの理解にも役立つことが期待される研究成果である。

受賞名

学生研究奨励賞

発表題目

超音波伝搬による骨中の電位発生に関する検討 －PE-FDTD法によるシミュレーション－

発表者

鈴山　英寿
理工学研究科 博士課程（前期課程）電気電子工学専攻 2年次生（理工学部 電気工学科卒業）

連名者

津幡　大聖
理工学研究科 博士課程（前期課程）電気電子工学専攻 1年次生（理工学部 電子工学科卒業）

前原　渓吾
理工学研究科 博士課程（前期課程）電気電子工学専攻 1年次生（理工学部 電子工学科卒業）

細川　篤
明石工業高等専門学校　准教授

土屋　隆生
理工学部　教授

松川　真美
理工学部　教授