電気工学科
安全で自然に優しいエネルギーシステムを目指して

「電気」エネルギーは、モーターなどを動かす“パワー”として、また情報通信など情報伝達の“信号”として使われます。 このうち電気工学科では、電気エネルギーをパワーとして扱う学問を学びます。家庭電化製品から各種の生産設備まで、電気は私たちの社会と生活の原動力となる中核的なエネルギーとして利用されており、電気工学の研究対象領域も限りなく広がっています。電気工学科では、とくに電気エネルギーをいかに効率的に発生させ、小さなロスで輸送するかを研究するエネルギーシステム分野、電気機器を効率的利用する手法を研究するパワーエレクトロニクス分野、またこれらの技術をバックアップする情報システム分野に焦点を当てて研究に取り組んでいます。特に、電気工学科では、電気に関する基礎知識・技術に加え、最先端技術にも十分対応できる先端的な知識と技術、研究資質の修得を四年間における基本的な教育目標としているほか、海外の大学・研究機関との共同研究を盛んに行い、高度な学習・研究水準を保っています。四年間の学習・研究を通して、電気に関する幅広い基礎知識・技術と、豊かな発想力を培うことができ、卒業生は電気関連をはじめさまざまな企業から大きな期待を寄せられています。
パワーエレクトロニクス |
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電気エネルギーシステム |
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電気情報システム |
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研究クローズアップ
省エネルギー装置の開発

エネルギーの有効利用技術の開発は,現代社会において最も重要なテーマの一つです。太陽,風力などの自然エネルギー利用の研究に加え,リチウムイオン電池やキャパシタを用いた電圧安定・省エネルギー装置の開発を行い,鉄道システムに応用しています。これらの研究には,半導体を用いたパワーエレクトロニクス技術,コンピュータを用いたシミュレーション技術,機器を効率よく運転する制御技術などが応用されています。電気工学科は,環境に優しい省エネルギー社会の構築に貢献しています。
「電気工学科」卒業生の主な就職先
松下電器産業、三菱電機、トヨタ自動車、アイシン精機、富士通、古野電気、東京電力、日立製作所、富士通テン、東芝、神戸製鋼所、トヨタ車体、積水ハウス、ダイキン工業、ヤンマー、日本輸送機 など