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環境保全・防災科学研究室

教員

堤 浩之(教授)Hiroyuki TSUTSUMI

DB

研究分野 活断層研究、変動地形学、地震地質学、自然災害論
研究室 HS-109
TEL 0774-65-6685
FAX  
E-mail htsutsum@mail.doshisha.ac.jp

横尾 頼子(助教)Yoriko YOKOO

DB

研究分野 地球表層環境での元素の動態・循環
研究室 KE-308
TEL 0774-65-6687
FAX 0774-65-6801
E-mail yyokoo@mail.doshisha.ac.jp

研究内容

活断層研究、変動地形学、地震地質学、自然災害論

堤 浩之教授

内陸直下型地震の発生源である活断層とそれらから発生する大地震に関する基礎的な研究を、日本や東アジアの変動帯をフィールドとして進めている。各地で空中写真や衛星画像の実体視による活断層図の作成と活断層の活動履歴を地形や地層中に残された痕跡から解明する古地震調査を行っている。研究に占める野外調査の比率が高く、現在はアフガニスタン・ミャンマー・インドネシア・フィリピンなどで、現地の研究者との共同研究が進行中である。これらの研究を進めるために、地形学・第四紀地質学・構造地質学・リモートセンシング・地球年代学・浅層物理探査などの幅広い手法を援用している。今後は、地形災害・地盤災害などの自然災害にも研究対象を広げていく予定である。

主な研究テーマ

  • アジア東部地域のアクティブテクトニクスに関する研究
  • 長大活断層のセグメンテーションに関する研究
  • 日本列島の第四紀の地殻応力場と山地の隆起・削剥史に関する研究
  • 日本列島の詳細活断層図の作成
地震断層の調査(2011年福島県浜通りの地震)

地震断層の調査(2011年福島県浜通りの地震)

トレンチ掘削調査(2016年熊本地震)

トレンチ掘削調査(2016年熊本地震)

循環環境論でみてみよう。

横尾 頼子助教

地球表層生命圏は、岩石圏、土壌圏、大気圏、水圏と様々な領域から構成されています。細かく見れば、鉱物、生物、水、大気と様々な要素が密接に関係し合って、天然において循環系を形成しています。そこに人類圏より発生する人間活動起源の要素を加わることで、循環系の変動または破壊が進み、地域規模あるいは全地球規模の環境問題が引き起こされ、人類圏に巡ってきます。
こういった様々な領域・要素。現象の絡み合った循環システムの解明には、自然環境地域と人間活動地域両方で、各要素のデータを集め、解析することが必要です。
本研究室では、元素組成や安定同位体比といった地球化学的手法を用いて、さまざまな時間・空間スケールでの自然環境システムの成立過程や変動過程、さらにはシステム間での物質循環過程を理解し、保全・対策・評価などのための観測、調査、分析および解析方法を創造し、新しい環境保全・防災技術の創出を目指します。

主な研究テーマ

  • 大気・水圏や土壌中の元素の動態・循環
  • 大気降下物(黄砂・酸性雨・汚染物質)の地表環境への影響評価
  • 降水・降下ダストの組成変動
  • 河川水・地下水の化学組成の地域ごとの特徴や季節変動と流域環境との関係
  • 東アジア地域の堆積物・土壌に記録された古環境の解明