地域環境研究室

教員

山根　省三（准教授）Shozo YAMANE

DB

研究内容

私たちの生活の基盤である地域環境は、気圏、水圏、地圏、生物圏など、さまざまな領域を含む総合的なシステムの中で形成されています。
これら個々の領域はお互いに影響を及ぼし合う相互作用の関係にあり、ある領域に変化が生じたときの最終的な地域環境への影響は容易には理解できません。人間活動がさまざまな領域に影響を及ぼす可能性が指摘されている現在、私たちは、今まで長い年月を経てその土地固有の環境に適合する形で築いてきた生活基盤を、必要ならば、環境の変化に応じて変化させてゆくことを考えてゆかなければならない状況にあります。本研究室では、大気環境を中心として、気象観測データの解析と大気モデルのシミュレーションを通して相互作用の仕組みを理解し、地域環境の変動のメカニズムについて研究を行ないます。

主な研究テーマ

• 過去100年の地域環境の変動と地球規模の気候変動
• 数値シミュレーションによる大気現象の解析
• 大気の物質移流に関する研究
• 気象観測とそのデータの解析
• 統計的手法による大気予測可能性の研究
• 数理モデルを用いた相互作用の研究