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2023年8月29日~9月2日に開催されたQSCC-6において、理工学研究科・応用化学専攻の畑真知さんが、The NTU-IAS Best Poster Awardを受賞しました。

'23年9月5日 更新
 日本などの先進国では長寿命化に伴い、がんが死因の上位を占めている為、優れた抗がん剤の開発が益々重要になっている。しかし抗がん剤には強い副作用という問題がある。そこで、畑真知さんは、抗がん剤の副作用軽減を目指し、がん細胞の特異環境でDNA切断を促進する二核銅錯体を開発してきました。これまでに開発していた、正常細胞よりもがん細胞中に多く存在する還元剤と反応することでDNA切断を促進する二核銅錯体のDNA切断機構をより詳細に解明するべく、新たに置換基を導入した二核銅錯体を開発しました。その結果、還元剤存在下でのDNA切断では、還元された二核銅錯体が酸素を還元する段階に律速段階があること、DNAへの自由度の低い結合が重要であることが明らかとなりました。

受賞名
The NTU-IAS Best Poster Award

発表題目
Burst of DNA Double-Strand Breaks by Dicopper(II) Complexes with a p-Cresol-2,6-Bis(amide-tether-dpa) Ligand via Reductive O2-Activation

発表者
畑 真知
理工学研究科 博士課程(後期課程) 応用化学専攻3年次生

連名者
小寺 政人
理工学研究科 教授
 日本などの先進国では長寿命化に伴い、がんが死因の上位を占めている為、優れた抗がん剤の開発が益々重要になっている。しかし抗がん剤には強い副作用という問題がある。そこで、畑真知さんは、抗がん剤の副作用軽減を目指し、がん細胞の特異環境でDNA切断を促進する二核銅錯体を開発してきました。これまでに開発していた、正常細胞よりもがん細胞中に多く存在する還元剤と反応することでDNA切断を促進する二核銅錯体のDNA切断機構をより詳細に解明するべく、新たに置換基を導入した二核銅錯体を開発しました。その結果、還元剤存在下でのDNA切断では、還元された二核銅錯体が酸素を還元する段階に律速段階があること、DNAへの自由度の低い結合が重要であることが明らかとなりました。

受賞名
The NTU-IAS Best Poster Award

発表題目
Burst of DNA Double-Strand Breaks by Dicopper(II) Complexes with a p-Cresol-2,6-Bis(amide-tether-dpa) Ligand via Reductive O2-Activation

発表者
畑 真知
理工学研究科 博士課程(後期課程) 応用化学専攻3年次生

連名者
小寺 政人
理工学研究科 教授
関連情報
お問い合わせ先
理工学部・理工学研究科研究室事務室
TEL:0774-65-6211
FAX:0774-65-6801
E-mail:jt-koukn@mail.doshisha.ac.jp
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