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理工学研究科応用化学専攻の四宮 聖菜さんが、第57回酸化反応討論会においてポスター発表優秀賞を受賞しました。
2024年11月21日 更新
2024年11月16日~11月17日に開催された第57回酸化反応討論会において、理工学研究科 応用化学専攻の四宮 聖菜さんがポスター発表優秀賞を受賞しました。
メタンを栄養源として生育するメタン資化細菌では、メタン酸化酵素pMMOがメタンの強いC-Hを切断してメタノールへ変換する反応を常温常圧で触媒しています。pMMOの活性中心には多核銅が存在しますが、活性部位の構造や反応機構は不明で、その解明のため、これまでメタン酸化を触媒する様々な錯体が開発されていました。
今回、四宮 聖菜さんは、理工学部 機能分子・生命化学科の小寺 政人教授らが開発したhexpy配位子の二核銅錯体で2つの銅が過酸化水素活性化に最適配置されることに注目し、これをpMMOの活性中心を模倣したバイオインスパイアード錯体触媒として用いたアルカン酸化に関する研究を行い、第57回酸化反応討論会にて発表を行いました。
この錯体は、選択性を低下させる非特異的酸化剤であるヒドロキシラジカルの生
成を防ぎ、二核銅構造を持つ酸化活性種を生成するため、効率的で高いアルカン
酸化触媒活性を示しました。
発表題目
過酸化水素活性化とアルカン酸化に対する⼆核銅錯体の構造最適化
発表者
四宮 聖菜
同志社大学理工学研究科応用化学専攻 博士課程(前期課程) 2年次生
(理工学部機能分子・生命化学科 卒業)
連名者
藤川 恭祐
同志社大学理工学研究科応用化学専攻 博士課程(後期課程) 1年次生(理工学部機能分子・生命化学科 卒業)
北岸 宏亮
同志社大学理工学部機能分子・生命化学科 教授小寺 政人
同志社大学理工学部機能分子・生命化学科 教授
関連情報 | 第57回 酸化反応討論会 学会ホームページ |
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お問い合わせ |
理工学部・理工学研究科研究室事務室 TEL:0774-65-6211
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