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理工学部 インテリジェント情報工学科 知的機構研究室(奥田正浩 教授)とコマツ株式会社が「DXイノベーション大賞」優秀賞を獲得!
同志社大学 理工学部インテリジェント情報工学科 知的機構研究室(奥田正浩 教授)とコマツ株式会社(本社:大阪府東大阪市、代表取締役:小松 智)が開発した壁紙AI識別アプリ「かべぴた」が、日本オムニチャネル協会主催「DXイノベーション大賞2024」の事業会社部門において優秀賞を受賞しました。
「DXイノベーション大賞」は、企業の優れたデジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みを表彰し、日本企業のイノベーションと改革を促進する賞です。
授賞式は2月28日に開催された「オムニチャネルDay」(オムニチャネル協会主催)のプログラムの一つとして実施されました。「オムニチャネルDay」の今年のテーマは「Co-Creation for the Future(未来への共創)」。未来へ向けて業界や企業を超えた「共創」を目指して行われました。
「かべぴた」の開発は、本学とコマツが中心となって進めた「自動テクスチャ識別プログラム」の研究開発を基盤とし、壁紙業界のサプライヤーやアプリ開発企業など、多くの関係者との「共創」によって実現しました。また、審査会場で「かべぴた」のデモンストレーションを行ったところ、審査員からその仕組みや精度に驚きの声が寄せられました。
開発プロセスやアプリの完成度などが評価され、受賞に至りました。
関係者の皆さま、優秀賞の受賞おめでとうございます!
「かべぴた」について

「かべぴた」は、住宅用壁紙の修復や延伸工事の際に必要となる施工済み商品の品番特定を、AI技術を用いて迅速かつ正確に行うアプリです。
従来、見本帳を何冊も使用し目視で品番を割り出す作業は、建築業界全体を悩ませていました。コマツ株式会社と同志社大学は、この課題を解決するために産学連携を開始し、形や色だけでなく、テクスチャ(素材)の質感や凹凸まで解析できる「自動テクスチャ識別プログラム」(特許7594066号)を開発しました。
この技術を搭載した「かべぴた」は、2024年2月にリリースされ、数時間かかっていた識別作業を数秒で完了させ、メーカーと品番を迅速に特定できるようになりました。この技術は、他の建材や農業、医療など多分野への応用可能性を秘めています。
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