このページの本文へ移動
ページの先頭です
以下、ナビゲーションになります
以下、本文になります

トピックス

2023年11月11日~11月12日に開催された第56回酸化反応討論会において、理工学研究科・応用化学専攻の藤川恭祐さんが、優秀ポスター賞を受賞しました。

2023年12月8日 更新

サイトリニューアルのため再掲出
23年11月16日初出

sannkahannnou.png (46427)

 メタン資化細菌はメタンだけを栄養・炭素源として生息している。そのメタン代謝の最初の反応で、活性中心に鉄や銅を持つメタンモノオキシゲナーゼ(sMMO, pMMO)が酸素分子を還元的に活性化してメタンを選択的にメタノールに変換する。人類にとって、メタンは石油に代わる炭素資源として重要であり、メタンを選択的にメタノールに変換できる触媒の開発が盛んに研究されている。第56回酸化反応討論会において、藤川恭祐さんは、pMMOの活性中心を模倣したバイオインスパイアード錯体として小寺グループで開発されてきた三核銅錯体が選択的メタン酸化を触媒し、効率的で高い触媒活性を示すことを報告した。今回の研究では、三核銅錯体と過酸化水素の反応における中間体の分光学データや酸化活性種の効率的で高いメタン酸化活性が理論(DFT)計算から裏付けられた。これらの研究内容が評価され優秀ポスター賞を受賞した。


受賞名

優秀ポスター賞


発表題目

三核銅錯体による効率的過酸化水素活性化に対する実験的理論的研究


発表者

藤川 恭祐

同志社大学大学院理工学研究科 博士前期課程 応用化学専攻2年次生



連名者

田中 皐晴

同志社大学大学院理工学研究科 博士前期課程 応用化学専攻修了

亀谷 陽平

九州大学先導研 研究員

塩田 淑仁

九州大学先導研 准教授

吉澤 一成

九州大学先導研 教授

小寺 政人

同志社大学大学院理工学研究科 教授


関連情報 第56回酸化反応討論会
お問い合わせ

理工学部・理工学研究科事務室

TEL:0774-65-6200
FAX:0774-65-6800
E-mail:jt-koujm@mail.doshisha.ac.jp

お問い合わせ一覧(部課所在・事務取扱時間案内)