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理工学研究科応用化学専攻の中原寛樹さんが第33回金属の関与する生体関連反応シンポジウム(SRM2024)においてポスター賞を受賞しました

2024年6月19日 更新



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2024年6月7日・8日に開催された第33回金属の関与する生体関連反応シンポジウム(SRM2024)において、理工学研究科応用化学専攻の中原寛樹さんがポスター賞を受賞しました。

中原さんは、酸化還元機能が賦与された有機金属構造体ナノ粒子(Redox-active MOF)に関する研究を進めてきました。今回の研究では、酸素を還元する能力を有するRedox-active MOFに、フェノール類を酸化できる第2の金属イオンを導入することで、天然のラッカーゼ酵素の機能を再現することに成功しました。

ラッカーゼ酵素は4つの銅イオンを持つ金属酵素で、そのうち1つがフェノール類を酸化し、残りの3つが酸素を還元します。これにより、ラッカーゼ酵素は、酸素を酸化剤として使用し、排水中に含まれる染色色素などを酸化分解することができます。そのため、ラッカーゼ酵素は、排水処理や生物化学的センサーなど幅広い用途で期待されています。

今回の発見は、酵素よりも耐久性が高い人工ラッカーゼ酵素を設計する戦略を示すものです。

発表題目

ラッカーゼ様活性を有する銅置換ゼオライトイミダゾレートフレームワーク


発表者

中原 寛樹 

  理工学研究科博士課程(後期課程)応用化学専攻3年次生



連名者

人見 穣

機能分子・生命化学科 教授


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