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プログラム

プログラムの背景

「科学するガールズ」プログラム イメージ

日本は理工系、特に物理学をベースとする女性研究者の割合が他の先進国に比べて非常に低くなっています。その理由として、身近にロールモデルとなり得る女性研究者が少なく、女子中高生が自分の理系での将来像を描きにくいということや、日常からこどもたちに「物理・数学は難しい」と思い込ませている家庭的・社会的背景があります。
このような環境を打開し、理工学分野の将来に新たな風を吹き込んでもらうために、「物理の楽しさ」や「理系ならではの魅力」を実感してもらうプログラムを提供していきたいと考えています。

プログラムの目的と概要

本プログラムの目的は、文理の選択に迷っている女子中高生が、理系への進路選択をしやすくなるような支援と環境づくりを行うことです。同志社大学を中心に、民間企業や公益法人、教育委員会等の連携の下、女子中高生(主に中2~高1)を対象とした科学を楽しむ様々なプログラムを提供します。
女子限定のサイエンスキャンプをメインに、出前講義やラボ体験、研究発表、企業見学等を通して、女性研究者・エンジニアと交流することにより、理工学分野への興味・関心を喚起する内容です。
特に、“物理の楽しさ”をキーワードに、女子学生が少ない物理学・情報学分野の魅力を伝えていきます。女子外国人留学生による中学レベルの科学英語講義や、海外の学生・エンジニアとインターネット中継で交流するイベントなど、世界で活躍する理系人材の状況を実感できる機会も設けます。
同志社大学が“関西文化学術研究都市”という関西のものづくり産業が集積されている地域に隣接しているという強みを活かし、世界的なエレクトロニクス・メカニクス系企業の協力の下、多様な「科学するガールズ」の未来像を提示していきます。さらに、中学・高校の現場に詳しい教育委員会とも情報共有することで、生徒の学習状況を把握し、中学・高校生が共に楽しめる実験内容にしていく予定です。
また、理系の進路選択をしやすい環境を作っていくには、身近な大人である学校の先生や保護者の方々の理解を得ることも大切です。女性研究者との交流会やプログラムに参加した中学・高校生の報告会などを通じて、理系女子の現状を把握し、理系進学への応援サポーターとなっていただけるような、大人向けのプログラムを提供していきます。

プログラムの実施体制